任意売却・競売用語集
ブラックリスト
ブラックリストというと、要注意人物の記載されたリストのように思うかもしれませんが、実際にはそういったリストが存在するわけではありません。金融機関から借入した利用データや支払状況等、全て個人信用情報登録機関に登録管理されています。
そこで、長期に渡って返済が滞るなどの契約違反情報、債務整理、特定調停、自己破産等の事故情報が、今後金融業者が被害を受けないために登録されます。その情報は延滞情報、または事故情報というもので、それらがブラックリストとよばれます。現在、日本で消費者金融・クレジットカードの利用記録を扱っている代表的な個人信用情報センターは4つあります。
●全国銀行個人信用情報センター
●株式会社シー・アイ・シー(CIC)
●株式会社日本信用情報機構(JICC)
これらの機関に、個人の支払状況、ローン状況などの情報が記録されます。
事故情報はブラックリストに登録されてから5年間は消えません。
事故後に支払を済ませると延滞解消にはなりますが、金融事故をした事実は情報として残ります。
3ヵ月以上の支払い延滞をすると、キャッシングに限らず住宅ローンなど全て、どこからの融資も受けることができなくなってしまいます。また登録されてから5〜7年間、キャッシングはもちろんクレジットカードを新しく作成したり、ローンを組むこともできなくなります。